デジタルタコグラフ「e-Tacho®」NET-780

待望の最上位機種であり情報処理能力を高めたe-Tacho®デジタルタコグラフ「NET-780」は、事故を未然に防ぐ機能を最大限に発揮できます。車両のカメラ搭載最大5台(HD1台、VGA4台)に拡大させることで、より広範囲な車両周囲の映像確認が可能となりました。事務所側から運行中の車両ドライブレコーダー映像をリアルタイムで確認することができます。また、規定値を超えた急加速・急ハンドルなどの危険運転イベントを感知し、Web金星号®へ通知され、その映像も即時確認することが可能です。運行後、専用の映像解析ソフトを利用することで、危険映像・車両ナンバー・乗務員名・位置情報・日時・危険行為などの情報を記した危険運転報告書を1枚の用紙にして自動出力することもできます。

  • NET-780は、国土交通省認定・新基準のデジタルタコグラフです。
  • NET-780は、国土交通省型式指定番号(自TDII-75)認定取得いたしました。
  • 通信モジュール内蔵タイプのNET-780はGPS情報や作業情報を通信で管理事務所に送信します。
  • NET-780は、デジタコとドライブレコーダーの一体型です。

e-Tacho®デジタルタコグラフ「NET-780」の新機能

  • 3つのボタン操作で実車、休憩、休息、フェリー乗船、アイドリング情報を自動的に取得※WEB地球号利用時
  • 3.6インチの大画面(従来:2.8インチ)
  • Bluetooth対応でモバイル機器との無線通信が可能
  • 免許証をかざすだけで情報を取込む、高速通信サービス「LTE」対応で、ヒヤリハット映像をリアルタイム送信
  • カーブの切り方の良し悪しなどの判定の精度が増す高感度ジャイロセンサー搭載
  • カメラ5台取付可能
  • 演算処理回路を8つ持つCPUを内蔵
  • クロック周波数2倍で、情報処理能力を大幅向上
  • WiFi対応モデルの場合、通信費0円での運用も可能
製品特徴
運行データの読み取り環境やドライブレコーダー機能の有無によって、お客様に最適な機種をご提案いたします。また、事務所側のソフトについても、運用コスト・運用環境・システムのカスタマイズの必要性に応じて御選択頂けます。
車載器の基本操作

e-Tacho®NETシリーズの乗務員様の操作は、基本、本体のボタン3つ(最大7つ)のON/OFF操作だけです。そのため乗務員様の操作負荷と操作ミスを減少させ、デジタコ本来の目的である「運行内容を正確に把握」することが可能です。

ボタン操作のアシスト機能
e-Tacho®NETシリーズの操作ボタンについては、お客様の運用に合わせて自由設計が可能になっており、液晶表示部に操作ボタン内容を表示します。また操作ボタンには排他制御や連動など、乗務員様の操作を補う機能も搭載しています。
連続運転・休憩累積表示(液晶表示)

改善基準告示に準拠したメッセージと液晶表示で、労働基準(停車時間累計が30分以上になった時点で連続運転監視リセット)や、全ての走行開始から4時間内に累計30分以上の停車時間をチェックし、4時間連続運転にならないよう注意を促すことができます。

休息時間累積表示(液晶表示)

改善基準告示に準拠した液晶表示で運行開始から現在までの休息時間の取得状況を表示します。また分割休息についても対応しており、1日の拘束時間についての意識を高めることが可能です。また運行開始から24時間経過すると、休息時間のリセットを行い再度監視を開始しますので、長距離運行でも管理が可能です。

ETC連動

ETC車載機(指定機種)と接続し高速ボタンの自動連動を行い、乗務員様の操作軽減と操作ミスをなくし、通行料金(ゲート通過時料金)を取得することができ、正しい運行経費の管理を行うことが可能です。
※大口割引・多頻度割引料金は表示されません。

拘束時間管理表

デジタコから取り込んだ運行データより稼働時間を自動集計させます。分割休息やフェリー休息等の労働基準法に基づいた拘束時間を集計し、乗務員様の月間拘束時間管理表を作成します。

改善基準告示超過一覧表

労働基準法改善基準告示に準拠した拘束時間等の管理が乗務員様毎に集計されるため、コンプライアンスの対応が可能です。

運行指示書(オプション)

地図ソフトの経路探索機能を使用し、運行指示書を作成します。指定された経由地(一般優先・高速優先・フェリー優先・速度帯・日時指定可能)の情報を元に、休憩休息データを自動的に作成します。作成したデータの登録を行う際に改善基準に違反していないかのチェックも自動的に行ないます。

動態管理システム(NET-500/580N)
NET-500・NET-580Nでは、定期時間ごとに1台毎の車両の現在位置・車両状態(実車/空車・一般/高速・走行/停車・作業状態・車速・エンジン回転・庫内温度※オプション)等を表示することが出来ます。また、指示事項等をメールにて車載機の液晶表示部に表示させることも可能です。
庫内温度取得・監視機能(オプション)

庫内の温度を4chまで取得することが可能です。また、動態管理型(NET-500・NET-580N)搭載車は、定期時間ごとの庫内温度を取得できる上、庫内の温度異常があった場合は、管理者様の携帯へメール通報することができ商品事故を未然に防ぐことが出来、荷主様の荷物を守ることが出来ます。

2マン管理(オプション)

2マン運行がある場合に、『交代』ボタンを設けることによりSDカードの抜き差しを行うことなく乗務員様毎の運行評価管理と拘束時間管理及び運転日報を作成します。

点検整備管理機能
車両の点検・整備(オイル交換・エレメント交換・車検等)予定について、運転日報上に記載したり、予定表・実績表を作成することもできます。
グリーン経営対応

交通エコモ財団の『グリーン経営』の取得・更新の際に必要な燃費の目標・実績対比表を作成することが出来ます。

製品仕様
入出力インターフェース 車速センサ/エンジン回転センサ/温度センサ×4/デジタル入力ポート×6/デジタル出力ポート×2/RS-232C×2/ETC専用×1/USB端子×1/SDカードスロット×1(前面)
GPSレシーバ 本体内蔵GPSモジュール(アンテナは外付け)
Gセンサ 内蔵(3軸タイプ)、ジャイロセンサー、照度センサー
表示部 有機EL
電源 DC12V/24V
操作部 機能ボタン:メイン×2、サブ×5、カーソルキー
音声 スピーカ内蔵
記録媒体 SD/SDHC/SDXCカード
オプション ETC車載機接続(三菱電機製)/赤外線リモコンテンキー/通信モジュール内蔵/オプションカメラ